ホームロボット
ホームロボットと暮らす
今までは主に働くロボットについて紹介してきました。
今回、紹介するホームロボットは働くロボットと同じように、人の役に立つという点では同じですが、別に「作業」をする訳ではありません。
ホームロボットは家の中で、私たちの生活をサポートしたり、対話型のAIによってコミュニケーションをとってくれます。
ロボットと一緒に暮らす時代がやってきました。
このようなロボットが家庭内で活躍するというのは、昔からテレビアニメやSF映画などで数多く描かれてきました。
しかし、誰もが、そんな空想の時代は訪れる筈がないと思っていましたが、予想を覆し実現することになりました。
動画を見る限りでは、とても可愛くて、オモチャの要素が強いという印象を持ちましたが、ロボットが可愛いということは、すなわち人々から愛着を持たれるということでもあって、今後、ロボットが社会に受け入れられるのにプラスに働くことになるでしょう。
ホームロボットには、人がロボットと「コミュニケーション」して有益な情報を得るといった生活のクオリティの向上だけではなく、
ホームロボットの最大の特徴は「コミュニケーション」によって、人の心を動かすところにあります。
コミュニケーション以外にも、ロボットにしか出せない独自の「しぐさ」「音・光」といった要素も加わり、人々から愛着を持たれるようになります。
このようにして、
人とロボットが一緒に生活をするのが当たり前の時代がやってきます。
今後、ホームロボットが多くの企業から販売されますが、私はホームロボットに無限の可能性を感じていますので、珍しさだけの一過性のブームで終わって欲しくないと思います。
ホームロボットが普及すると未来の世界がやってきます。
ホームロボットで出来ること。
・コミュニケーションによって人の心を動かす(楽しませる・癒やし・退屈がなくなる)
・家族間の伝言係となる。
・電気製品・工具の使い方を教えてくれる。(プロジェクターで映像出力・音声で)
・修理の仕方を教えてくれる。
・料理の作り方を教えてくれる。
・好きな音楽をかけてくれる
・出かける前に天気予報を教えてくれる。
・質問をしたら答えてくれる(状況や人の性格に合わせて)
・ゲームの相手になってくれる(対戦や協力プレー)
・写真を映してくれる。(あの時の旅行の写真が見たいと言えば)
・相談をしたらアドバイスが貰える。
・ホームセキュリティになる
・メールを読み上げてくれる(プロジェクターで壁に映し出す)
・体調を管理してくれる。
・落ち込んでいたら慰めてくれる
・ロボットが好みを把握しているので、応援してるスポーツチームが得点する瞬間を映像で見せてくれる。
・好きなミュージシャンの最新情報を教えてくれる。
・「大好きな○○のお店がオープンしましたよ」と教えてくれる。
・「これくらいの大きさの植木鉢が欲しい」と言えば検索して候補を壁に映し出す。
・スケジュール管理をしてくれる
・朝起こしてくれる
・本を読んでくれる
・就寝時に環境音楽を流してくれる
他にも考えつくと思いますが、切りがないので終わりにします。
ホームロボットはプレ・シンギュラリティ期の中期~後期に登場すると予想していましたが、AIとインターネットとの連携によって、プレ・シンギュラリティ期に突入する前に登場してしまいました。
ホームロボットの基本技術が完成したのはスマートフォンが普及したことの影響が大きかったようです。
このようにして、今後、あらゆる技術分野では予想外のことが起こるようになるでしょう。
つまり、これからはシンギュラリティ期に実現すると思われていたものが、私たちが想像するよりも実現が早まり、プレ・シンギュラリティ期に登場するといった予想外の展開になることが起こりえます。
ある技術と、別の技術が結びついて、次から次に化学反応を起こすといった現象が予想されるのです。
これから先、AIとロボットの進化は約束されていますので、今回、取り上げたホームロボットの分野は必ず成長することになるでしょう。