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無人配送システム 配送トラック(物流の無人化)

無人配送システム 配送トラック 配送方法の解説


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前回の続きです。

前回は、無人配送システムはRFID(ICタグ)の付いた規格化された容器(箱、ボトル)で管理・運搬するところを説明しました。

製造現場(工程の終わりの方)ではアームロボットやソーター(仕分けの機械)によって商品を容器に入れます。

その後は、商品にもよりますが、

・ コンベアで直接トラックに積み込む方式と


・ AGVや無人フォークリフトによって保管、出荷作業をする方式のどちらかになるでしょう。


いずれの方式も、管理、構内運搬、入出荷作業は、ほぼ無人化されます。

では、どうやって荷物をトラックに積み込むのでしょうか?

配送トラックの内部が立体倉庫化される


配送トラックの荷物を載せる空間が立体倉庫化されることによって無人配送が実現されます。


RFID(ICタグ)の付いた規格化された容器(箱、ボトル)にする理由は、トラックの入出荷作業を無人化する目的があるからです。



このような立体倉庫をイメージして頂ければ分かり易いかと思います。

このような構造の立体倉庫がトラックの荷物を載せる空間に組み込まれているのです。


つまり、トラックにコンベアを直接付けて入出荷作業を行うことも出来ますし、AGVでも可能でしょう。

大型の荷物をパレット単位で配送する場合は立体倉庫タイプのトラックではなく、普通のトラック(自動運転車・無人)に無人フォークリフトが荷物の入出荷作業を行います。

工場→倉庫の場合、通常はバレット単位で扱うことになるでしょう。

RFID(ICタグ)の付いた規格化された容器と立体倉庫型のトラックであれば、トラックの中の、どの棚に、どの商品が入っていて、誰が購入したのか、何処に配送すればいいのか、全てをAIが管理することが出来るようになります。

そして、この配送トラックは荷物を載せる空間が立体倉庫の構造と同じになっているので、目的の荷物を出すことは簡単に出来ます。

将来、配送トラック(立体倉庫化された)は全て自動運転車になる筈です。






こちらはトラックの自動運転の動画です。この映像にあるようにトラックが自動運転になれば物流の世界が一変するでしょう。(このブログで主張してる立体倉庫型のトラックではなく、自動運転+トラックの組み合わせの映像です)

個人宅に配送するのをシミュレーションしてみましょう


1 製造された商品はRFID(ICタグ)の付いた規格化された容器(箱、ボトル)にアームロボットなどを使い入れます。 


2 工場の構内ではAGVや無人フォークリフト・ソーター・コンベアを使い管理・運搬・出荷作業まで無人化される。


3 自動運転の配送トラックに積み込み物流倉庫へ運ぶ。


4 物流倉庫ではロボットやコンベアを使い無人で入荷・仕分けを行う。


個人宅に配送する立体倉庫型の配送トラックはコンベアと接続され、入出荷作業は全て無人化される。

RFID(ICタグ)で住所などの個人情報を管理しています。

5 自動運転車(無人)の配送トラックが個人宅に荷物を配送しますが、配送トラックはAIによって制御されていますので、混雑状況なども考慮しながら最短ルートで配送します。


AIが次の配送先に電話とメールをして在宅しているか確認を取ります。

もし、不在であれば今回の配送は見送られます。

在宅しているのであれば、「今から10分後に到着します」といったメッセージを伝える。 (この間に荷物をトラックの立体倉庫の中で動かして準備をしておきます)

6 個人宅に到着。


まず、受取人は事前に、どのポイントにトラックを停めて欲しいのか、車体の向きを含めてスマートフォンで設定しておきます。

配送トラックが到着しました。

受取人がスマートフォンなどを使い認証作業を行う。(一瞬で済みます)

荷物を受け取る時は立体倉庫型のトラックですので、誤配送は100%起こらないシステムです。

配送トラックには安全なパワーゲート(昇降機)が付いているので、受取人は難しい操作は一切不要で、出てきた荷物を持つだけで済みます。(この時にRFID(ICタグ)の付いた容器ごと家に持ち帰るのか、荷物だけを取って容器をトラックに戻すのかは分かりませんが、荷物の種類と受取人の体力次第でしょうか?)

もし荷物が重いのであれば受取人はカートを用意して受け取ります。(荷物の重さを事前に通知してくれるようになるでしょう) カートに載せるには横に引っ張るだけなので、それほど力が要りません。

7  家に持ち帰り、空になったRFID(ICタグ)の付いた容器は、しばらく家に置いておきますが、何個か溜まった時に、スマートフォンを使い専用アプリの「返却」を押せば、容器の回収車(自動運転車・無人)が時間指定でやってきます。


今度は受け取ったのと逆で、容器を回収車に戻します(セットするだけですが)
これが無人配送システムの大雑把な仕組みになります。

前回も説明しましたが

無人配送に必要な、規格化された容器(箱、ボトル)で管理・運搬する目的は、容器自体をロボットにとって持ち易い形状にしてロボットの導入を促したり、コンベアで流す時にトラブルが起きない点であったり、今回、紹介した立体倉庫型の配送トラックで扱いやすいなど、メリットが沢山あるからです。

しかし、同時にデメリットとしては、それなりに容器自体に「重さ」があることや「かさ張る」ことです。

その他には配送トラックが立体倉庫化している為、従来よりも荷物が入らない可能性があります。

これらのデメリットに対しては RFID(ICタグ)の利便性と容器が再利用できる点、容器に強度があることによって破損トラブルをゼロに持っていけることで十分補えると思っています。

無人配送の全体としてのメリットは

・ クリーンエネルギーの推進で電力が安くなる→無人配送トラックEV車を運用するのは低コストで済む。


・ 立体倉庫化したトラックは従来のトラックに比べて、扱える荷物の量が若干少なくなっても長時間、稼働させることによって全体としての配送量はマイナスにはならないと予想。


・  規格化された容器になるメリットは、従来までの梱包材を製造する手間、コスト、運搬・リサイクルにかかるエネルギーが不要になること。


製造現場ではアームロボットなどを活用して商品を容器に入れます。

製造業の梱包の工程では、従来までの梱包材を組み立てる手間が不要になります。

問題はRFID(ICタグ)の容器を何処に置いておくのかという点です→回収した容器を洗浄・殺菌・保管する大型の無人倉庫があれば、製造現場や倉庫で、その時に必要な個数だけ取り寄せれば無駄に容器の在庫を持たないで済みます。(そういったこと全てをAIが自動で行います)

自動運転車が実用化されれば無人配送システムは早い段階で完成すると予想します。


自動運転車の実用化に期待しましょう。

今回紹介した無人配送システムは自動運転車が実用化される前から準備をしておく必要があると思います。


特にRFID(ICタグ)の導入や専用の規格化された容器の設計、立体倉庫化された配送トラックの開発であったり、無人配送システムを動かすソフトウェア・AIの開発などを、今から早急に進めないと、自動運転車の登場後、新しい時代に対応できない状況になるかも知れません。

自動運転車が普及した未来の話になりますが、下手をすると物流業界は自動運転車があるのに「何も出来ない状態」が何十年か続くかも知れません。

正直なところ、私にも自動運転車が実用化されるのが何時になるか分かりませんが、もし、将来、自動運転車が登場した場合、早い段階で無人配送を実現して社会を一気に20年早く進めるのか、無人配送が実現せず、何のビジョンもなく無駄に20年遅れてしまうのか?今は、どちらの未来も有り得る状況だと思います。

今、何を考えているかによって未来が大きく変わるのではないでしょうか?


次回は、無人配送システムの細かな部分を紹介したいと思います。