未来のカフェ ロボットがベテラン店員の動きを再現し、無人店舗になる。
未来のカフェ 未来の無人カフェはAIとロボットが導入される。
はじめに言っておきたいことは未来のカフェが全て無人化される訳ではないということです。
当然、未来になっても有人のカフェが残るのは間違いないので、有人か無人かは消費者の好みで自由に選択できるようになっているでしょう。
そして、店舗の中で最も早く無人化が実現しそうなのはカフェであると私は考えています。
その理由としては扱うものが主にコーヒーやサンドイッチなど種類が限定されていることや、作業自体が複雑ではないのでロボットの導入が一気に進みそうだからです。
カフェが無人化するための仕組み
タブレット入力
コーヒーを淹れるアームロボット
運搬ロボット
掃除ロボット
皿洗い機などを無人化
コンベアーとアームロボットの組み合わせ
電子決済による支払い
カメラによる画像認識
音声認識
これらの技術を上手く活用して店舗を運営することになると思われます。
店舗運営の仕組み
1 お客がタブレットを使い注文。
2 ロボットがコーヒーを淹れ、サンドイッチなどを皿に乗せる。
ベテラン店員のコーヒーの淹れ方や長年の経験をもとにした動作をAIが学習しているため全店舗でクオリティの高いサービスが提供出来る 。
より効率のいい作業の仕方や、今までになかった新しい作業についてはロボットをアップデートさせると一瞬で習得が完了する。(何千台ものロボットを同時にアップデートする仕組み)
3 運搬ロボットが運ぶ 。
4 使い終わった皿を運搬ロボットが取りに行く 。
5 アームロボットが汚れたコップなどを皿洗い機にセット。(もしくはコンベアーの上に載せる)
6 支払いは電子決済で行われる。
7 店内の掃除は掃除ロボットが行う。
8 コーヒー豆や軽食の在庫が切れそうになると従業員が店舗に補充しに行く。
仕組みとしてはセンサー、カメラの画像認識を使って数量を把握し、従業員に連絡。
初期の段階では人件費をかけないメリットよりもロボットを用いた物珍しさで注目を集めるタイプのビジネスになるでしょう。
現在の技術でも理論上は無人で店舗を運営することは可能なのですが、まだ設備が整っていないことや、テーブルまでの運搬も含めて完全に無人化するのは、もう少し時間が掛かるのではないでしょうか。
おそらく今の時点ではトラブルに対応するため店舗運営に1人は必要になると思います。
2~5年後、ロボットとAIが発達し、専用の設備が開発されると
無人カフェの運営に必要なものは一通り揃うと予想します。
今でもやろうと思えば出来るのですが、トラブルが一切なく運営できる無人店舗の仕組みを構築するのは若干ハードルが高い気がします。
しかし、開発に成功すれば大きなチャンスがあるといえます。(ノウハウを積み重ねることが出来るので)
未来の世界ではロボットが高性能化することが100%確定しているので、こういったロボットを上手く活用した新たなビジネスが登場するのは必然の流れだと思います。
この先も無人化が順調に進み、もし、たった1人で3店舗を同時に管理することが可能になれば、収益性が優れているため、無人カフェのビジネスに参入する企業が急激に増えるかも知れません。
もちろん消費者が無人化に対し、肯定的に捉えて利用するかどうかは、まだサービスが始まっていないので何とも言えませんが、無人カフェが大きなビジネスチャンスであることは間違いないでしょう。
おそらく、近いうちに運搬まで含めた完全な「無人カフェ」を誰かが必ず実現させると思います。
未来の無人カフェはこうなる
○ 作業風景が見える化される
動画で紹介したように間近で見れるようになるか、リアルタイムの映像がモニターに映し出されるか分かりませんが、ロボットが作業している様子を見せることで、お客に安心感を与えることが出来るでしょう。
○ 汚れないテーブル
テーブルはベルトコンベアー式になっていて、お客がいない間に少しずつ動いて自動洗浄される仕組みになっている。(絶対に巻き込まれない安全な構造)
おそらくベルトコンベアー以外にも優れた方式がある筈です。
○ 客が長時間にわたって席を占有する問題については、注文から、ある一定時間を過ぎると通知が来る仕組みで対応する。
通知が来た時点で再び何か注文をしないと15分毎に課金される。
課金し続けるのは3時間か4時間後までとする。
○ 無人カフェのビジネスは「未来の店」のカテゴリーで紹介した他のものと違って自動運転車に依存しません。
もちろん、無人配送が実現すれば更に効率化が進みますが、初期の段階では自動運転車が無くても、それほど困らないでしょう。
無人カフェの優れたところは自動運転車を全く使わなくても成立することです。
○ AIと監視カメラによって店内に問題がないか確認する。
なにか異常があれば、従業員や警備員が駆けつける仕組みになっています。