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20XX年の未来予想

デュアルアームロボットの進化(1)

デュアルアームロボットの進化


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未来予想ブログが期待を寄せているデュアルアームロボット(双腕ロボット)ですが、すぐに多くの企業が導入するとは限りません。

どうすればデュアルアームロボットが普及するでしょうか?
本格的な普及の為には、さらなるロボットの進化(高性能化)が必要だと考えています。

今回は

どうすればデュアルアームロボットが進化するのか?

について考えてみたいと思います。

当然、ロボットには強化されたAIが搭載されることが前提です。


1 自律走行できるようになる。


アーム、ハンドの動きだけではなく、走行を加えた作業にも対応出来るようになります。

製品や部品を持って別の場所に移動、その場所で20分間だけ作業を行い、再び戻ってきて、今までやっていた作業を続けるというような、人と同じような能力を持つようになるでしょう。


ロボットにはAIやカメラ、センサー、無線が搭載されていますので、製品や部品の数量確認、不良箇所の発見などは人間の能力を完全に上回ります。

人間の場合は数量確認であったり、伝票に日付を書くといった無駄な作業が多いですが、AIの場合は一瞬で済みます。


2 情報共有

複数台のデュアルアームロボットが互いに連携して作業を行えることが可能になる。



この機能があれば、人が数人で行うのと同じような作業をロボットに代替させることが出来ます。

複数のロボットが、互いに離れた位置にいても情報共有を行い、作業の進捗状況を把握して、互いにサポートする仕組みです。

こうした能力を得た時、ロボットの導入が飛躍的に進むことになるでしょう。



3 ワイヤレス給電に対応する


別にプラグインタイプでもいいですが、 ワイヤレス給電になると、どの作業ポジションにも自由に対応出来るようになります。

ロボットが自動で給電するというのが重要です。
移動するのはバッテリーの電力に頼ることになるでしょう。

ロボットの自律した動きの為にはワイヤレス給電が必要になると思います。




4 ティーチング機能


ロボットに作業を教える時に、まず人が手本を見せます。
これがOK作業、NG作業といった具合に教えます。

作業のやり方をロボットのカメラが捉え、AIが分析。
AIの能力によって、教えられたことを理解し、すぐにロボットが真似して作業を行うことが出来るようになるでしょう。

しかも、AIには学習機能があるため、作業の上達は時間とともに極限レベルにまで到達し、人間の作業能力を超えることは確実です。






情報共有とティーチング機能、学習機能が連動しているため、例えば、Aのロボットが覚え、熟達した作業を、Bのロボット、C、D、E、F・・・と他のロボットにも一瞬にして情報共有が出来てしまうので、人が時間をかけて一台ずつ教える手間がかかりません。



5 言葉の理解、人との対話が出来るロボット


この機能が実現されるようになると、難しい操作が一切不要になるため、企業への導入が急激に増えるでしょう。
私はデュアルアームロボット(双腕ロボット)の最終形態は言葉の理解、人との対話が出来るようになることだと思っています。

この時、ロボットが人間の能力を超えてしまいます。

24時間、休みなく稼働することが可能になるので、確実に人間の生産性を上回ります。
こうした生産性の観点から企業のロボット導入は避けれないと思います。

将来、クリーンエネルギーによって電気代が安くなった場合、ロボットの運用費は限りなく低くなるでしょう。
このことも企業がロボットを導入する理由となると思います。