未来は突然やってくる

20XX年の未来予想

温暖化は加速する・砂漠化 

地球は壊れ始めている   


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mirainosekai.hatenablog.com

今まで何度か温暖化について取り上げましたが、その時は、まともな解決策を示しませんでした。記事を書いていても終わりが見えないので、かなり強引な形でSF展開にして無理やり記事を終わらせるしかありませんでした。

しかし、地球環境の問題を考え続けるうちに私なりの解決策に辿り着くことが出来ました。その前に予備知識として「温暖化の加速要因」について説明したいと思います。

温暖化は加速する


温暖化の加速とは、様々な要因によって環境の変化が起こり、その変化によって温暖化のスピードが加速していくという現象です。 要するに温暖化の加速要因がいくつも重なって更に温暖化が暴走するのです。 そして、一度、温暖化が暴走し始めると誰にも止められなくなってしまうと言われています。


ただ、本当にその通りになるかは今の時点では分かりません。

では加速要因となりうる温室効果には、どのようなものがあるのでしょうか? 現在、出回っている有力な説だと思われるものを集めてみました。

1 北極の氷が溶けて海が熱を吸収する。

これは以前の記事でも取り上げました。既に起こり始めてい現象ですので、この北極(または北極圏)に関する加速説は、かなりの信憑性があると言えるでしょう。また、調べていくとブラックカーボンによって氷が溶けるスピードが早まっているという情報もありました。

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2 永久凍土が溶け出す。

北極圏に近い地域の地中には土が一年中凍っている永久凍土が存在します。この永久凍土が温暖化によって溶け出すと、大量のメタンガスが大気に放出されると考えられています。メタンガスはCO2の約20倍の温室効果を持つと言われています。

3 針葉樹林帯が失われる

針葉樹林帯はロシア(タイガ)、カナダ、ヨーロッパなどに存在します。全て失くなるという訳ではありませんが、温暖化によって森林火災が増加すると、広大な針葉樹林帯が減少するのではないかと危惧されています。もし、そうなった時には炭素循環のバランスが大きく崩れることを意味していますので非常に危険な状態に陥ると思います。

4 森林火災が増加する

これは以前の記事でも取り上げました。 mirainosekai.hatenablog.com

温暖化が進んだ場合、世界各地で森林火災が頻発し、特に南米のアマゾンの熱帯雨林が火災によって何割か失われると考えられています。そうなった時には私たちが住む地球環境は今とは違った過酷なものに変化している可能性があります。

5 山頂の氷雪が失われる

温暖化シミュレーションの映像でも確認できるのですが山頂付近の雪が溶け出し岩肌がむき出しになります。そうなると余計に熱を吸収しますので確実に温暖化が進むと考えられています。

6 土壌の微生物からCO2が放出される

温暖化によって気温が上昇すると、その上昇に合わせて微生物の活動も活発になり、CO2の放出量が何割か増えるということが研究によって確認されているようです。(微生物呼吸や土壌呼吸と言う)

7 サンゴの消滅

サンゴのことも記事にしました。要するに地球規模で炭素循環のバランスが崩れてしまうという事です。森林やサンゴが失われると重要なCO2の吸収源の幾つかを失ってしまうのです。(そう簡単には森林が無くなる事はないですが)
mirainosekai.hatenablog.com

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このような現象が重なり合って温暖化が加速・暴走すると言われています。

私が怖いと思っているシナリオは北極の氷が溶けて温暖化が進み「永久凍土のメタンガス」と「土壌の微生物」による暴走現象が発動して温暖化が止められなくなる事です。この2つが動き出した時には地球全体で森林火災や干ばつなどが頻発し、もはや人間の力ではどうする事も出来なくなるかも知れないのです。

<その他の情報>

温暖化について調べていくと、少しだけ状況が良くなる事が期待できる情報を見つけました。

このまま温暖化していくのは確かだと思いますが、一時的に気温が低下していく可能性があるようです。

「火山の噴火」と「太陽活動の低下」

この2つの現象によって地球全体で一旦は気温を下げる方向に動く可能性が高いと考えられます。

現在、火山活動が世界中で活発化しています。火山の噴火は硫酸エアロゾル成層圏に運ぶため、日傘効果によって地球全体の平均気温を下げると言われています。(一方で温室効果ガスのCO2も放出しています)


また太陽の活動が低下するとの予測から、太陽から地球に降り注ぐエネルギーが少しだけ減少するため、ある程度は気温を下げる効果が期待できるようです。

この2つが組み合わさると少しは気温が下がる可能性が高いと思います。しかし、逆にあまり気温が下がらなければ、既にそれだけ温室効果の影響が強まっているという事です。

この動画は過去から現在に至るまでの気温のグラフです。火山が噴火するごとに気温を示すグラフが下がっているのが分かるでしょう。しかし、しばらくして硫酸エアロゾルの効果が失われると何事も無かったかのように上昇し始めます。

また、太陽活動の低下も、ミニ氷河期が訪れるような気温の低下は起こらないと言われています。最大でも1℃未満の低下に収まると予想されています。

ここで重要な点は気温のグラフや計測された数値だけ見ていても仕方がないという事です。温暖化の加速だけでなく環境破壊は計測されない形で進行するものだ捉えておいた方がいいからです。しかも、それは地球規模のスケールで連鎖するように起こり、その影響が、どういったものになるかは予測するのが大変難しいのです。


次に温暖化にどのような影響があるのかは良く分らないのですが、地球規模で起きている砂漠化について説明したいと思います。


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砂漠化

主にアフリカ、アジアなどで砂漠が拡大しています。

主な原因としては人間による農耕や過放牧、気候条件が変わった事などが考えられます。

砂漠化と温暖化の関係は調べた限りでは殆ど無いのではと言われています。しかし、私が砂漠化の問題で恐ろしく感じるのは地球の衛星画像を見て頂くと分かるのですが、地球全体で緑の部分が少なくなり、砂地になっている部分が目立っている事です。だからといって、その事が温暖化と関係があるのかと言われると答えようがないですし、私たちの生活にどれ程の影響があるのかも分かりません。ですが、砂地が多くなってしまった地球に何も問題がないとは、どうしても思えないのです。


いくつかの温暖化の加速要因と砂漠化。これらの問題を考え合わせると、

●既に地球は壊れ始めている。

そして、地球規模で進行している事ですので

●もはや人間の力では止めるのは不可能である。

今回の記事では、このような結論に辿り着きました。

次の記事へ続く。