未来は突然やってくる

20XX年の未来予想

未来のコンビンスストアは無人店舗になる。 「未来の容器」の普及によってロボットの導入が進む。

未来のコンビニエンスストア


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前回は食品スーパーマーケットを紹介しました。

未来の世界では実店舗がなくなり、ネットショップに移行すると予想しましたが、コンビニに関してはどうなるでしょうか?

私は「コンビニ」と「食品スーパーマーケット」では、そもそも利用目的が大きく異なるので、今後もコンビニは実店舗の形態を維持すると考えています。

既にコンビニの無人化の流れは始まっている 。



まだ試験的に行われている段階なので、いつ頃に実用化されるのか分かりませんが、画像認識を活用して、下の動画のようなことが、いずれ実現するのではないかと言われています。





動画で紹介した画像認識を使った方式は「店舗運営」として見た場合には省力化の面で非常に優れているので素晴らしいと思うのですが、 生産工程と結びついていない為、

容器や包装材または運搬にかかる「エネルギー消費」「労力」「コスト」「廃棄」などの多くの問題が上手く解決されていません。


それらの問題をまとめて解決するには、このブログで主張している

「未来の容器」に切り替えるべきだと考えています。

(しかし、先ずはコンビニの無人化から始めるべきなので、上の動画で紹介したものは方向性としては間違いではありません)

mirainosekai.hatenablog.com

例え話になりますが、パソコンのファイルにしても種類によって形式(拡張子)、アイコンのデザインが統一されています。

もし、それらの形式がバラバラになっていると、私たちは扱うのが大変になるでしょう。

他にもCD(ディスクメディア)、工具(ドライバー)も規格があることによって扱いやすくなっています。

規格化された「未来の容器」の導入が進めば、廃棄の問題が解決したり、生産にかかるエネルギー消費を抑えるなど多くのメリットが有ります。

その中でも「ロボットの導入」が容易になることは社会に大きな変革をもたらすと考えられます。

今まで人間がしていた作業をロボットが代替する時代がやってくる


mirainosekai.hatenablog.com



未来のコンビニの仕組み


1 自動倉庫型の配送トラック(無人)が荷物をコンビニに運ぶ。



mirainosekai.hatenablog.com

店舗は無人配送システムに対応した建物になっていて、ちょうどバックヤードの辺りに荷物を受け取る「入り口」が設置されています。

要するに、これは自動倉庫型の配送トラックと店舗側のコンベアーを接続して、コンビニに自動で荷物を運び込む為の仕組みです。

積み下ろしの手間が要りません。

当然、配送トラックは自動運転なので無人です。


2 入荷された商品の扱い


この点は、少し複雑で考え方は2つあります。

商品の種類によって扱いが変わってくるので一概には言えないですが

2-1 従来のように在庫をあまり持たない方式。

2-2 コンビニの二階を自動倉庫にする方式



2つめは、在庫を持つという点ではスーパーマーケットの方式に近いと思います。

このように2つの方式が考えられます。

では、入荷後はどのように扱うのでしょうか?

ケース単位で入荷された商品をアームロボットが棚に並べるというのが基本的な考え方になります。


「商品がまとめて入っているケース」と「未来の容器」(商品そのもの)には両方ともICタグが搭載されています。

しかも、それらのケースや容器はアームロボットが持ちやすいようにデザインされていますので、店内に商品を並べる作業は非常に簡単になります。

※掴みにくい形状の商品をどうやってアームロボットで掴むのか?の問題に挑むのではなく、商品自体を掴みやすいデザインにすることでロボットの導入が10年以上早まるという発想です。


さらにICタグと画像認識を組み合わせればロボットによる識別、商品陳列は簡単に実現できるでしょう。

商品陳列の作業は主に

○ドリンクなどをバックヤードから補充する方法


○店内から棚に並べる方法


の2つがありますが、バックヤードからの商品補充はコンベアーと横移動するアームロボットの組み合わせで対応出来ますし、店内からは小型のAGVとアームロボットの2台が連携することで商品を棚に並べていきます。

問題は、ロボットやコンベアーを設置するだけのスペースを確保出来るかという点でしょうか?

そうなると「2-2 コンビニの二階が自動倉庫になる」が実現性が高い方式かも知れません。


3 商品を並べた瞬間に価格が表示される


ICタグ化が優れているのは、アームロボットが棚に並べた瞬間に自動で「価格」を表示することが出来る点です。


そして、価格を変更するのも全チェーン店で一瞬で出来てしまいます。


4 消費者が商品を識別する


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棚の価格表示だけでなく、未来の容器(商品そのもの)のデザインを変更することも一瞬で行うことが可能になります。

消費者は容器に組み込まれている電子ペーパー(のようなもの)に表示されている文字やデザインを見て(商品を識別して)カゴにいれます。

また、商品の性質上、

未来の容器に切り替わらないものも当然あります。


たとえば

○ 長期保存ができる「缶詰」は従来と同じまま。(ただし、未来の容器の保存性が缶詰と同等の性能になれば切り替わるかも知れません)

○ 弁当などは繰り返し使える容器に切り替わる。(箸・スプーン・フォークなどは繰り返し使う)

○ 揚げ物(ホットスナック)などは繰り返し使える容器に消費者が必要な個数を入れ、レジで画像認識を使って個数を確認する。

○ 新聞・雑誌・書籍などはダウンロードに切り替わる。

従来までの雑誌の棚は映像が表示されるようになる。

表紙が映し出され、その場で雑誌のページをめくって買うかどうか判断が出来るようになります。

ダウンロード化は書籍だけでなく映像作品、音楽、ゲームなども対応 。



スマートフォンやスマートウォッチを一瞬かざすだけでダウンロードされ購入と支払いが済んでしまいます。

当然、タブレット端末や家の大画面で楽しんだり、オーディオ装置で聴いたりすることが出来るようになるでしょう。

ただし、未来のコンテンツは従来のものとは違っている可能性もあります。

たとえば、本・新聞・雑誌の形式なのに映像が付いているなど、新しい表現に移行しているかも知れません。

そうなると、

ダウンロードしたコンテンツは自動運転車の中で鑑賞することが出来るようになるでしょう。


映像や音楽はディスプレイで再生し、本などの文字情報の場合はタブレットでも読めますが、自動運転車の中では読むというより鑑賞するスタイルになると考えられます。

大型のディスプレイに文字や映像が映し出され、文章はオーディオブックのように朗読されるので、「見て聴く」という新しい読書のスタイルが生まれます。

○ コンテンツだけでなくスポーツ観戦やコンサートチケットなども複雑な操作をせずに簡単に購入できるようになる。

○ 様々な形状をした日用雑貨は透明なケースに入れておけば中身を確認することが出来る。

電子決済に対応した自販機でも取り扱えるかも知れません。
(他にはタバコ、揚げ物などの食品なども)


5 レジ業務は無人化される。


ICタグと画像認識を使って、カゴに入れた商品の種類、個数、合計金額を一瞬で計算します。

消費者はレジで待たされることはありませんし、店側は無人で、お客に対応することが出来ます。

当然、電子決済なので消費者は財布を取り出す必要はありません

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6 使い終わった容器は繰り返し使う


捨てられた容器や商品を運ぶ為に使っていたケースは、無人配送で運ばれ巨大な「回収・保管倉庫」に集められる。

容器の回収倉庫では破損チェック、洗浄、殺菌などを行い保管します。

扱うものが、規格化されたケースやボトルなどの容器なので倉庫内の作業は、ほぼ無人化されます。

上の動画はコンテナボックスですが、このような感じになると思います。

企業は容器の在庫を持たないで済むようになる


商品を作っている企業が生産に必要になる個数を保管倉庫に取り寄せるのですが、それらの数量確認など一連の作業はAI・ソフトウェアで自動化される。

問題は容器が「かさ張る」「重さがある」ことでしょうか。

その他のメリットとしては

街からゴミがなくなる


商品を購入した時に、誰が買ったのかが記録される仕組みですので、悪意を持って容器を捨てたり、破壊した場合でも、返却せずに期限が過ぎてしまうと、何かしらのペナルティを受けてしまうため、決して容器が無くなる心配はありません。

イタズラで傷を付けたり、容器の中に異物を入れて返却した場合でも画像認識で判明してしまい、同じようなことを繰り返している人には罰金が課せられます。

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未来の世界では食品スーパーマーケットは実店舗が消え、ネットショップになる。


一方、

コンビニは店舗の形態は維持するが無人化される。


利便性を追求した結果、無人化する

何故なら、未来の容器、レジの自動決済、ダウンロードコンテンツのコーナーなどの導入によって業務自体がなくなると予想されるからです。




ここまでが未来のコンビニエンスストアの予想なのですが、他にも実現しそうだと考えられる技術があります。


たとえば

 ○ 棚の前に人が立つとオススメ商品の置いてある場所が光ったり、点滅する。

過去の購入履歴や嗜好をAIが分析し、その人にとって最適な商品を勧めるてくれる。

また、探している商品名を呟くと、壁や棚に矢印が表示され誘導してくれます。

その指示に従って歩いていった先には、商品の置いてある場所だけが目立つように点滅しているので、客は何処に商品が置いてあるのか迷わずに済みます。

 ○ ダウンロードコンテンツのコーナーの前に人が立つと、その人に適したコンテンツが表示される

ダウンロードコンテンツのコーナーは映像で表示される仕組みになっています。

ある程度、年齢、検索や購入履歴を参考にしながらですが、たとえば、

ビジネスに関心を持ってる人にはビジネス書を、
子育て中の女性には育児に関する本、
健康に気を使っている人には健康に関する本を表示します。

当然、それらは本だけに限らず動画やゲームや音楽かも知れません。

とにかく、その人に適した商品が、それとなく紹介されます。

 ○ コンビニの外観が変わる

店舗の外側から見えるガラスの部分には、現在はポスターなどが貼ってありますが、未来の世界では映像が表示されるようになり、人がポスターを張り替える必要はなく、一瞬で画像を切り替えることが出来るようになるでしょう。

もちろん、それは静止した画像だけでなく動画であったりする筈です。

当然、人が前に来ると、その人に適した商品や広告が表示される仕組みになっています。

つまり、未来の世界ではコンビニに限らず、あらゆる場所で

広告効果が最大に高められるのです。



 ○ 未来の容器が置かれた店内は、少し寂しげな印象を受けるので、内装の壁や窓ガラス、床、天井、冷蔵庫の扉などには映像が表示され、特別な空間であるという雰囲気を演出する。




 ○ 店内に表示される映像は商品の宣伝や広告だけでなく、地図などの周辺情報が表示される。

自動運転車やデバイスが普及した未来の世界では、道に迷うことは殆ど無くなりますが、コンビニを利用して地図や地域情報には誰でも簡単にアクセス出来るようになります。

 ○ 安全性の確保


店内に入る時には認証が行われるので、犯罪が発生しても人物の特定が可能になる。

もし、認証が取れない人が店に入った場合、すぐに警戒システムが作動するため、かなりの安全性を確保できるでしょう。

そもそも、店には現金が置いていないので金目的の侵入はないと思いますが、万が一、何かしらの犯罪が発生した場合、店内に設置したカメラで撮影されます。

逃走しても街中に設置された膨大な数の監視カメラによって、追跡されるシステムが構築されているので上手くいきません。

他の方法としては、犯人が店から出る瞬間に、勢い良く防犯用のカラーボールが発射され、全身が派手な塗料で染まります。

そうなると特定されるのは時間の問題でしょう。

 ○ 店内の清掃は掃除ロボットが行う




 ○ コンビニの二階が自動倉庫になる


これはコンビニのビジネスとは直接関係ないですが、二階の倉庫には店で扱う商品の在庫を保管するだけでなく、個人がネットショップで購入した商品の保管場所になることで、無人配送サービスの未対応エリアをカバーすることが出来ます。

無人配送の最も難しいと思われる点は、混雑した場所や、狭い道路ですが、そこは無理に配送せずに別の場所に保管するという方法で対応します。

(これは厳密に言えば「無人配送」ではありませんが)

コンビニが無人配送をするのか運送会社と提携するのかは分かりませんが、個人の荷物を預かる場所としては使えるのではないでしょうか?

個人が荷物を取りに行くときは手押しのカートを持って行きます。

受取はスマートフォンやスマートウォッチで認証、荷物を運ぶ時、重くても電動のカートであれば問題ありません。


次回も引き続き「未来の店」を取り上げたいと思います。