未来は突然やってくる

20XX年の未来予想ブログ。

無人配送システム (1) 物流の無人化

未来の世界では無人配送システムが主流となる


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無人配送システムとは?


未来の世界では無人配送システムが確立し、運送業の主流になります。


無人配送を説明するのには時間がかかるのですが、厳密には無人配送とは「無人配送システム」のことであり、ある特定の技術を用いるだけでは実現は不可能で、全体としての大きな仕組みが必要になります。

わたしは、今回の無人配送システムを出来るだけ早く取り上げたかったのですが、すんなりと理解して頂くためには「自動運転車」「ロボット」「AI」のカテゴリーを細かく説明する必要がありましたので、後回しにしていました。

おそらく、多くの人は無人配送と聞いて、単純に「自動運転車やドローンを活用するのだろう……」くらいにしか思っていないでしょう。

確かに自動運転車を使わないと無人配送は実現しませんので、その通りなのですが、この無人配送システムは自動運転車の他に幾つかの仕組みを構築することによって実現すると考えています。

それでは無人配送システムの概要を説明したいと思います。(未来の技術を取り入れた場合の話ですが)

無人配送システムには主に「自動運転車」「ロボット」「AI」の3つの技術が中心に使われます。


mirainosekai.hatenablog.com
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まず、配送する部分だけに絞って考えると、自動運転車で物が運べるのであれば簡単に無人配送が実現するように思えますが、

物だけ配送しても全く意味がないのです。


無人配送システムは大きな仕組みとして構築する必要があるのです。


無人配送システムが実現するのに必要な商品管理の仕組み。


1 RFID(ICタグ)の活用


小型、薄型のRFID(ICタグ)で商品管理をします 。

RFID(ICタグ)は非接触でデータを読み書き出来ます。


このため、商品管理の面でロボット(無人化)との相性が良いと考えられます。

2 何度も再利用が可能な規格化されたケース(箱)、ボトルなどの容器を社会全体に普及させます 


具体的には、この容器に1で紹介したRFID(ICタグ)を取り付けます(内部に組み込む形になるかも知れませんが)

この規格化された容器(箱)は種類が何十種類とあり、保存の目的で特殊加工が施されたものまで扱う商品によって変わってきます。

箱型ケースであれば、小型のものから大型のものまで大きさは何十種類もあります。

箱型ケース以外にも液体や穀物、粉類を入れる容器にはボトルタイプのものが使われるでしょう。

これらの容器は共通規格として活用するので、強度面ではキズが付きにくいといった特性があり、耐衝撃性に優れ、高温や低温下でも問題なく使え、壊れた場合でも溶かして再利用することが出来るような素材で出来ています。リサイクルで溶かす時にも有害物質は一切発生しないような素材を使っています。

この容器は無人配送システムの為にあるので、  

ロボットが持ちやすいような形状に作ってあります。



大雑把なイメージとしては

あらゆる商品を RFID(ICタグ)の付いた規格化された容器(箱、ボトル)で管理・運搬します。

(RFID(ICタグ)を使わないものは画像認識で管理します)

そうすることによって、どういったメリットがあるのでしょうか?(いくつかデメリットもありますが)

・ あらゆる商品はデータで管理される。


現在ではバーコードやJANコードで商品が管理されていますが、RFID(ICタグ)にすることで配送先の情報まで一瞬で扱えるようになります。

誰が購入したのかといった情報まで管理でき、コードの印刷やラベルを作る手間が掛かりません。

ミネラルウォーター、牛乳、ジュース、穀類、粉類、食料品、衣類、小物類、電気製品、電子機器、書籍など、あらゆる商品が RFID(ICタグ)の付いた容器で管理・運搬されます。(全てではないですが)

・ 管理・運搬の作業は無人化される。


RFID(ICタグ)は非接触で読み書き出来ますので、ロボットが活躍し、人間が作業に介入する必要はなくなります。

・ 商品の種類にもよりますが、製造業の最終段階での箱詰め、包装作業の工程を簡略化することが出来ます。


製品が完成してからは、ロボットの導入で配送までは自動で行われます。

・ 梱包の工程を簡略化することによって、コストダウンが出来、従来までの梱包材を大量に使わなくて済みます。


・ RFID(ICタグ)の付いた規格化された容器(箱、ボトル)を使うことで製造業での構内や物流センターでロボットを導入しやすくなります。


・ 従来までの紙箱であれば、滑りやすく、破れたり凹んだりしてロボットでも非常に持ちにくいですが、初めからロボットが持ちやすいような形状に設計しておけばいいのです。


おそらく従来と比べて10倍以上ロボットの導入が容易になるでしょう。


デメリットとしては

・ 容器を作るコストがかかること(容器を回収すれば何度も繰り返し使えます)


・ 容器自体が「かさ張る」問題 (ある程度、大きめの商品に関してはオリコンと呼ばれる折りたたみ式のケースが使えるかも知れません)


容器の回収センターで洗浄・殺菌・保管(すべての工程を無人化)を行うと「かさ張る」ことの問題は解決出来るのではないでしょうか?

従来までの商品が消費者に届くまでの一般的な流れはこのようになっていました。

生産者・製造→製品の完成→製造現場での梱包作業、出荷までの管理・保管→出荷→配送→物流センター(倉庫)入荷→仕分け→出荷→配送→販売店→消費者


となっていましたが、今回、紹介したRFID(ICタグ)の付いた規格化された容器(箱、ボトル)で管理・運搬することによって、製造現場での最後の包装・梱包の工程の辺りから、アームロボット・AGV(無人搬送車)・無人フォークリフト・従来までのベルトコンベアやソーター(仕分けシステム)を活用することによって、ほぼ自動化(無人化)することが出来ます。

製造した商品がネットショップと連携して直接、消費者に届くのか、物流センターか販売店に配送されるかは分かりませんが、未来の世界では製造工程の後半からはロボットの導入とソフトウェア・AIで無人化されます。

繰り返しになりますが、RFID(ICタグ)の付いた規格化された容器(箱、ボトル)で管理・運搬する目的は幾つかありますが、その中でも、ロボットが導入しやすくなる点が最大のメリットだと思います。


このシステムによってロボットの導入が何十倍もしやすくなるのです。(時間に換算すると15~20年分進みます)


mirainosekai.hatenablog.com

今回は、製造現場や倉庫内での商品管理や運搬について取り上げましたが、次回は配送の仕組みについて紹介したいと思います。