ホームロボットの機能(知育・遊び・子供の安全を守る)
ホームロボットは知育・遊び・子供の安全を守る役目を担う
知育機能
ホームロボットが知育機能を持つようになる。
未来のホームロボットは子供の教育に役立てたり、遊び相手になってくれます。
今回、ここで紹介するものを、何もかも無責任にロボットに丸投げすると誤解して欲しくないのですが、あくまで、親が不在であったり、忙しい場合のホームロボットの活用法です。
子供がホームロボット・AIと対話しながら学習する新しい知育ジャンルが誕生します。
何万冊もの絵本や童話の中から一冊を選んで読み聞かせてくれたり、子供と一緒に童謡を歌ってくれたり、動物・乗り物の写真や映像を壁に映し出して名前を覚えたり(教育番組のように)といったことが実現します。
しかも、教材として一方通行に子供が受け取るだけではなく、常にAIとの対話が可能になっているため、人と接している感覚に近く、子供を飽きさせない工夫が対話型AIには備わっています。
ホームロボットに対話型AIと知育機能が搭載されますと、従来までの「知育教材」自体は膨大に存在するコンテンツの一つに過ぎないものになる可能性があります。
それは何故かといいますと、
主役は対話型のAIであって
知育教材の絵本、童謡、クイズ、問題、動物や乗り物の映像・音楽であったりというのは、最終的にネット経由で幾らでもダウンロード出来るといったコンテンツになる為です。(未来の話ですが、それらの「知育教材」自体を差別化して価値を作り出すことは難しくなるでしょう。)
他にも、壁や床にプロジェクターで映し出すか、タブレットに送るかは分かりませんが、パズルゲームや数字遊び、文字、言葉を覚えるといった様々な知育学習がホームロボットによって実現されるでしょう。
この動画で紹介されているのはプロジェクターが搭載された未来感の溢れるロボットです。
こういったロボットがありますと、動画の視聴やメールチェック・スケジュール管理などは場所を選ばず壁に映し出して行うことが出来るようになるでしょう。
再び知育機能の話に戻しますと、子供が質問をしても人間のようにホームロボットが答えてくれますが、相手が子供なので、出来るだけ理解しやすく、同時に子供の学習意欲を伸ばすような内容で回答をしてくれます。
当然、AIの得意な分野である統計・分析を活かして、子供が興味を持つ対象が何なのか?好きなものや嫌いなものを把握しているので、子供が不機嫌な時や怒っている時に、収集した情報をもとにホームロボットが上手く「なだめる」ことが出来るでしょう。
また、子供の状態を「通信簿」のような形で親に提出することも可能です。
例えば、 「落ち着きがない」「不安になっている」と分析、イライラしているのでストレスを解消するようにして欲しいといった提案を親にすることが出来ます。
AIによる分析によって、親が気付けなかった子供の得意分野を発見してあげたり、苦手分野を把握するといったことも可能です。
ホームロボットと遊ぶ
「遊び」も「知育」の一種といえるかも知れませんが、簡単な「しりとり」「なぞなぞ」[クイズ]「カードゲーム」「パズルゲーム」「ボードゲーム」「ビデオゲーム」といったこともホームロボットと対話しながら遊ぶことが出来ます。
従来までのコンピューターゲームとは違って、ホームロボットのAIと対話しながら対戦したり、協力プレーをしたりと、子供が寂しくならないように一緒に遊んでくれます。
結論をいいますと、ここでも主役は対話型のAIであって、沢山の種類のゲームは、いくらでもダウンロードできるものといった感じになります。
ゲームの内容というよりは
ホームロボットと一緒に遊ぶから面白い、退屈しないといったことが重要になる筈です。
ホームロボットが知育機能、遊びに対応することで、親が目を離している20~30分の間でも、子供が退屈しないで済みますし、親としても日常の中で発生する用事をこなす必要があるわけですから、ホームロボットの潜在的な需要、活躍する場面というのは数多くあるでしょう。
ホームロボットが子供の安全を守る
知育面や遊び以外にも、未来のホームロボットは子供が危険なことをしていないかを常に見守る(監視する)役目を担うようになるでしょう。
オモチャを口の中に入れてないか?危険な物に触っていないか? 子供の体調がどうなのか?子供の機嫌がどうなのか?物を壊そうとしていないか?などを映像認識と音声認識によってAIが把握します。
もし、子供が危ない状況にあれば、ホームロボットが巧みに子供の気を引いて危険を回避するように促します。
状況にもよりますが、最悪の場合は親に連絡をすることになるでしょう。