未来は突然やってくる

20XX年の未来予想

未来のペン(文房具)手書きからデジタルのペン入力へ

未来のペン ペン入力によって生活が変わる


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今回取り上げるのは「未来のペン」になります。ペンとは私たちが普段の生活の中で当たり前のように使っている書くために使う文房具の事です。

特に珍しくもない、ただ文字や絵を書くために存在するペンが未来の世界では一体どのように変わっているのでしょうか?

結論から言ってしまえば、従来のペンは電子のペンへと進化します。今後「未来のペン」の普及によって世の中が大きく変わってしまう可能性があります。



このように、すでにペンタブレットやペン入力対応のタブレットスマートフォンが登場しています。

※もう既に実現されていますし、それほど遠い未来の話ではないのですが、理解して頂くために敢えて「未来のペン」と表現したいと思います。またアナログの「手書き」と区別するためにデジタルの場合は「ペン入力」と表現しています。


未来の世界ではアナログの手書きから電子のペンへ切り替わる。

今、このように言ってもイメージしにくいと思いますが、時期は不明なものの、これから間違いなくスマートフォンタブレットタブレットPCでペン入力で書くことが広まっていくと考えられます。

特に誰もがスマートフォンタブレットでペン入力を利用しだすと、大きな変化が訪れるでしょう。

それは今までに無かった大きな変化です。


スマートフォンタブレット自体が以前のものと比べてバージョンが上がり、バージョン1.0から2.0へと進化するような感じと言っても良いでしょう。

もちろん、ペン入力だけではなく、「AI機能」+「高度なレベルでのペン入力」という総合的な底上げでスマートフォン2.0もしくはタブレット2.0になるという見方を私はしています。そしてペン入力とAIの組み合わせも、一見、かけ離れているように思えるのですが実は非常に相性が良いのです。

「ペン入力」とはアナログであった従来のペンにデジタルの要素が加わることです。しかし、一方でペンという手に馴染む形状、手書きの感覚など、アナログの使いやすさは残しているのです。つまり、

アナログとデジタルの融合が起こるのです


「ペン入力」の普及はスマートフォンタブレットの普及率と連動する筈です。現状スマートウォッチを売るのは大変ですが、「未来のペン」はそれほどのハードルは高くないのかも知れません。スマートフォンの端末にセットして販売すればいいですし、古い端末であっても使いやすさは新機種に及ばないもののアップデートでペン入力に対応させることも可能でしょう。

では、スマートフォンが高度なレベルでペン入力に対応するとどうなるでしょうか?


スマートフォンのアプリケーションを例にすると・・・。 f:id:whosha:20181012162000j:plain


○ メール、SNS、ブラウザ、メモ帳、カレンダーなどの文字入力をペンで行える。


私たちはスマートフォンタブレットの画面上でフリック入力やキーボード入力などを使い文字を打ち込みますが、その時に煩わしさを感じる事があると思います。しかし、ペン入力では煩わしい作業は消え、紙に書くような感覚で気軽に端末に書き込む事が出来るようになるでしょう。この為、スマートフォンを扱うのが面倒という人も抵抗感がなく扱えるようになります。

・手書きのままの書体でメールを送ることも出来るでしょう。また、逆に手書き→綺麗なフォントに変換することも可能。その場で簡単なイラストを描いて貼り付けることも簡単です。

・ギミックとして考えられるのはペンを人差し指で2回叩くと、写真や動画のフォルダーが表示されて、選択してメールに貼り付けることも出来るかと思います。


○ 従来のペンからの進化


文房具のペンが電子端末化されると、従来のアナログのペンではあり得なかった事が可能になります。

具体的に言えば、

文字の色、線の太さを自由に選べることです。


普段の実用範囲では20~50色くらいの色数を使うことになると思います。ボタンを押すなりして、パレットを表示して選択。瞬時に文字色を切り替えることが出来ます。

もし、これだけの色の数をアナログのペンで用意しようと思えば大変です。私たちが学校や職場に持ち運ぶのも一苦労でしょう。また、製造するためには50色分のインクを工場で一本ずつ充填しなければいけないのです。そして、線の太さも何種類か必要になってきます。

線の太さの種類を仮に5本と考えて計算すると・・・

50(色数)×5(線の太さの数)=250本


もはや、持ち運べるような本数ではないことが誰の目にも明らかでしょう。

しかも電子のペンであれば、線の太さの種類は実用範囲で20種類くらいと考えると

50色×20種類=1000本となります。


アナログのペンであれば1000本用意しないと行けないのが「未来のペン」では1本あれば済むのです。(点線、波線なども自由自在です)

そして、書いた後に消すことが出来るという特徴は従来の文房具であはあり得なかった事です。(インクで書いた文字を消すこと)

もちろんインクが切れることもありません。

例えば、10色セットのアナログのペンを買ったとして、すぐに緑色のインクが切れた・・・といった滑稽な事も起こりません。

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このような「未来のペン」や「ペン入力」の性質、特徴を考察していくと、やや強引ではありますが、将来は

スマートフォンは手帳として、


タブレット端末はノートとして扱われるようになるかと思います。


もちろん、これは「絶対にスマートフォンが手帳になる。タブレットがノートになる」という主張では無く、そういった要素が強くなるという意味です。

未来の世界では持ち運ぶ手帳やスケジュール、仕事のメモ、勉強に使うノート、日記帳など殆どが電子の端末に切り替わっていると予想します。電子であれば何十冊でも持ち運ぶことが出来ますし、家でタブレットに書いたものを外出時にスマートフォンで確認することも可能ですが、これが紙だと出来ないのです。

では、従来のアナログのペンはどうなるのでしょうか?


何十年か後に、私たちはデジタルでは無く、もう一度アナログのペンで書きたい、描きたいと思うかも知れません。ですが、その時にアナログのペンが消滅していたら困る筈です。

いつ頃そうなるかは分かりませんが、日常生活で書くために使われるアナログの文房具は、現在の書道や絵の具のような位置付けに移行するかと思います。

ですから私たちは心配しなくていいのです。


趣味、アートの世界で細々と生き残ります。アナログのペンと紙の独特の書き心地というのは、例えるならばアナログレコードや真空管アンプの温かみや雰囲気のある音質と一緒で必ず一定数の愛好家は存在し続けると思います。

結局、世の中というのは、そのように少しずつ変化していくので仕方がないのです。皆さんが生活の中で墨と毛筆、インクボトルと「つけぺん」で書かなくなったように時代は変わるのです。

スマートフォンの普及率なども考えると、これからペン入力が勢い良く広まっていく可能性は十分あります。その為にはペン入力の使いやすさを徹底的に追求して考え抜かなければいけません。そして、対応するアプリケーションとの連携なども準備が必要です。



ここまでは使い方や機能を紹介しました。では普段の生活以外でペン入力が活用されるのはどういった分野になるでしょうか?

ビジネスの分野で活用される

「紙から電子へ」

こういった事をIT化と呼びます。今回取り上げているペン入力に絞って考えてみると、文章を書いたり、書類の確認やレ点チェックをするのもタブレットのペン入力で行えるでしょう。この為、より作業の効率化を図ることが出来るようになると思います。

本来では書き込んではいけない書類にも文字を書き込んだり、図面を現場で見たり、そして書き込んだ書類を遠くにいる人に送信といった事も簡単に実現します。

また、契約書のサインなども、わざわざ人と人が会わなくてもテレビ電話とタブレット端末、ペン入力があれば、移動しなくて済むのです。

もはや、この流れは誰にも止められないでしょう。

ICT教育 教育の分野


ICTとはInformation and Communication Technology つまり情報通信技術のことです。

要するにインターネット、タブレット端末、アプリケーションソフト、カメラ機能、クラウドなどを導入した教育がICT教育という定義になります。

ICT教育の現場では、おそらくペン入力に対応したタブレット端末が活用されると考えられます。

タブレット端末をノートに見立てた場合、どのようなメリットがあるでしょうか?


1 タブレットの特性を活かして、インターネットを辞書代わりに使って学習出来る。


2 タブレットに映像が映し出される事で理解しやすくなる。


3 宿題などのチェックは教師と生徒がタブレットを使うことで確認しやすくなる。


4 野外授業で活用する


植物を観察するといった野外授業の場合、まず見つけた植物をタブレットに搭載されたカメラで写真や動画を撮影します。GPS機能を使ってアプリケーションのマップに印を付けて場所をマップごとレポートに貼り付け。その時の状況などを詳細に文章で書き込みます。さらに、その場でインターネットを使って植物の名前を調べたり、どういったタイプの植物なのか?植物の分布まで調べます。植物の葉や茎、花の部分も撮影し、周りの植物はどんなものが生えていたかまで記します。その内容をまとめて文章として書き上げます。完成すれば送信ボタンをクリックするだけです。教室に戻ってきてからのクラスでの発表は、まるで学者のように調べたことをプロジェクターに映し出して書いた本人が説明しなければいけません。

野外授業だけでなく、実験の授業でも活用することが出来るでしょう。

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ここまで紹介してきたものが、これから数年から10年くらいで実現する可能性があります。ですから、未来の技術という感じではなく、どちらかというと今の技術の延長で実現すると思います・・・でも実際にそうなるかは分かりません。何故なら普及するというのは流行るという事なので予想出来ないのです。


その後は・・・?


そこから、さらに先の未来予想では、仕事で使うような机やカフェのテーブルの平らなボードの部分がペン入力に対応するというのを考えてみました。

「未来のペン」を使い、カフェのテーブルに文字を書いてメールを送ることは理論上は可能です。(スマートフォンと連動する形で認証を取る必要があります)もう殆ど魔法の世界と同じですが、これも技術的には、それ程ハードルが高いとは思えません。(公共のテーブルの場合には書いたものが他の人に見られるので使い方は、ある程度は限定されるかも知れません。やはり普段はスマートフォンタブレットがメインで使われるかと思います)

昔のゲームセンターにあったテーブル筐体みたいな、家具と電子機器が融合したものが、いきなり一般家庭に普及するというのは難しいので、主に、店舗に導入される流れになるかと思います。カフェ、コンビニ、公共施設など。

mirainosekai.hatenablog.com
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以前紹介した無人カフェと電子テーブルの組み合わせを考えると、広告を表示させた無料カフェが、数年以内に、もしかしたら登場するかも知れません。

このようにして将来「未来のペン」(ペン入力)が普及すると今回は大胆に予想してみました。


この記事にあるような事が実現されると私たちの生活が大きく変わるのは間違いありません。まるで全ての人が魔法使いになったかのように、今とは全く別の世界へと移行するのです。