未来は突然やってくる

20XX年の未来予想

AIが活用される分野(オフィス・コールセンター)

AIによってオフィス業務が変わる


f:id:whosha:20170708095425j:plain AIはオフィス業務・コールセンターなどホワイトカラーの仕事を代替することが出来ます。

業務によりますが、AIを導入しますと、今まで20人必要だった業務が5人で済むようになるといったメリットがあります。

AIが業務を代替するだけでなく、人間がする仕事を逐次サポートすることが出来、業務の省力化につながります。



未来の世界では、このように深層学習系のAIが導入されたり、従来までになかったタイプの学習系ソフトウェアの活用で仕事の自動化が進むと思われます。

AIが音声認識、文章の構造を理解、音声で回答するといったことが出来るので幅広い分野で活用されるようになると考えられています。

AIは体積・重量のないデータを扱うことが得意です。



オフィス業務ではデータを扱うことが多いので、今後、AIに業務が代替されたり、あらゆる業務で作業の自動化が進みます。




AIと自動化が組み合わさり、未来の世界ではオフィス業務の省力化が進みます。

AIが活用される分野(工場・倉庫)

AIは全ての分野で活用される


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はじめに理解して頂きたいのは、AIというのは、物体としての実体が伴っている訳ではないので、説明するのが難しい性質のものだということです。


たとえば、ソフトウェアやパソコンのOSには物としてのパッケージやディスクがあり、画面上にグラフィックで表示されて、私たちにとって実体があるように思えるのですがAIには基本そういうものはありません。

AIは物としての実体がなく、目に見えないところで活躍するものだと考えると分かりやすいでしょう。

あくまで、未来のAIの例えになるのですが、AIとは「知性のかたまり」なので実体がないのです。

前回ではAIのことを「言葉の意味を理解できない」「自我・意識がない」と悪く書きましたが、それは現状においては、そうであるというだけで、これからAIが少しずつ賢くなっていくのは既定路線だと考えています。

繰り返しになりますが、これからのAIは「特化型AI」→「特化型AIを擬似的に汎用AIのように動かす」→「本当の汎用AI」という流れで進化していくと予想しています。

そして、近い将来、少しずつではありますが簡単な「言葉の意味を理解する」ことが出来るようになってくると思います。

同時に「自我・意識」についても、シンプルな構造で少しずつ獲得していくでしょう。

つまり、今は少しずつAIが賢くなって成長している時期なのです。

では、

AIがどのような分野で活用されるのか


について考えたいと思います。

前提として、AIは当然コンピューターの中に入るようになるので、コンピューターを使う全ての分野はAIの影響を受けるということになります。

その上で、私たちにとって最も実感しやすい、AIが活用される分野は

・ 自動運転車をAIが制御する
・ ロボットをAIが動かす
・ 仕事の中でAIが活用される
・ 人との対話をAIが行う

主に、この4つになるかと思います。
(自動運転車とAIについては、自動運転車のカテゴリーをご覧ください)

ロボットとAIの関係については、もう少し説明する必要があると思いました。


ロボットとAI


AIは工場・倉庫で活躍するロボットに搭載される。



従来の産業用ロボット、デュアルアームロボット、無人搬送車AGV、無人フォークリフト、構内にあるベルトコンベアやソーター(仕分けシステム)などコンピューターが搭載されている全てのものをAIが制御するようになるでしょう。

ロボットはAI制御によって工場や倉庫内を動き回る


その状況が更に進むと

沢山のロボットをAI搭載のソフトウェア(OS)によって一括管理するようになる。  


工場や倉庫全体をソフトウェア(OS)で動かするようになる。






ソフトウェアを人が操作して動かすのではなく、ソフトウェアの中にAI機能が入っていて、ソフトウェアが自動で工場や倉庫をコントロールするようになると思います。(完全に無人という訳ではないですが)

AIが発達しますと、人間が介入する場所が無くなってしまうのです。

未来では、従来までの工場や倉庫の人間中心だった業務から、ロボット・AI・ソフトウェア中心の業務へ移行していくと思われます。

AIの進化を考えると、そうならざるを得ないわけです。

言葉の意味を理解する対話型のロボットが登場したあたりが分岐点になると予想しています。


・人が話しかけて、その内容を理解して、ロボットが音声で返事をする。


・AIの学習機能ですが、ロボット1台に作業を覚えさせれば、情報共有によって、一瞬にして何千台ものロボットが作業を学習したことになる。


・AIとロボットが人間の能力を超える。


・AIとロボットは24H休みなく働くことが出来て生産性が倍増する。


mirainosekai.hatenablog.com
このようにして

未来の世界では工場・倉庫の中でAIが活用されるようになります。


今回は工場と倉庫に絞って考察しましたが、ロボットのカテゴリーで紹介したものには全て高度に進化したAIで制御されるようになります。






次回は、オフィスで活用されるAIについて紹介したいと思います。

mirainosekai.hatenablog.com

  

現在のAIと未来のAI

現在の特化型AIから未来の汎用AIへ


f:id:whosha:20170705095433j:plain 前回の続きです。

現在のAIは表面上(擬似的に)は人と上手く対話することが出来るようになってきましたが、まだ本当の意味で言葉の意味を理解している訳ではありません。

また、現在のAIには自我(意識)が存在しませんので、擬似的に人との対話が出来ても、本質の部分では物事とAI自身の関係性すら理解しておらず、計算機の延長に留まっています。


つまり、現在のAIはAI自身が何者であるかも全く理解していないのです。

深く追求すれば、たとえば「私は考える」という文章があるとすると、はじめに人としての「私」という自我・意識がないと、「私」という言葉を本当の意味で正確に理解することは出来ないのです。

今回は、現在のAIが未来のAIになる過程を分かりやすく説明するためにビデオゲームの歴史を例にして考察したいと思います。

現在のAIはビデオゲーム黎明期において2Dゲームが流行った頃と良く似ています。








このようにビデオゲームを紹介していますが、これらは70年代後半から80年代前半に流行ったゲームです。


観て頂くと、いずれのゲームも2D世界、平面的な表現しか行われていないことに気付くでしょう。

例え話ですが、現在の特化型AIは、ようやく黎明期の2Dゲームの領域に到達したといえる状況になってきたと思います。

この先、ビデオゲームが進化していったのと同じことがAIの分野で起こることが予想されます。



2Dゲーム全盛期を経て、次の段階では

2Dゲームが疑似3Dゲームへと進化する時代に突入します。








この動画のゲームでは2Dゲームの平面的な表現から抜け出して3Dのような表現が試みられています。

これらは80年代後半から90年代前半に流行ったゲームです。

すべてが、この手のゲームに切り替わった訳ではありませんが、この頃は、こういった2Dから疑似3Dの表現に向かった時代だったことは確かです。

疑似3Dですので、見た目は3Dらしく見えて迫力がありますが、 ゲームの内部処理は2D処理によるものでした。

今のAIをビデオゲームの歴史にたとえると、ちょうど2Dゲームの時期にあたりますが、ビデオゲームの世界において擬似3Dの表現がされたように、そろそろAIにも変革が起こってもいい状況になってきました。

それは内部処理は2D処理(特化型AI)であっても、見た目は3Dみたいなゲーム(擬似的な汎用AI)といったものです。


つまり、今後のAIの分野では特化型AIを工夫して使うことで、擬似的に未来の汎用AIのようなものを作ることが出来ると考えられます。

これからは特化型AIなのに擬似的に汎用AIみたいに動かすことが出来る時代になります。


私の勝手な予想に過ぎませんが、おそらく、この時代は長く続くことになると思います。

逆に一気に技術が進歩して汎用AIの登場が早まる可能性も完全には否定できないですが・・・。


ゲームの世界では

疑似3Dゲーム全盛の時代のあと本当の3Dゲームの表現が始まりました。






3D時代に突入したゲームも初期の頃は見た目や動きが良くなかったですが、現在では、このように実写かと見間違うほどの表現に到達しました。

ゲームにおいては「2Dゲーム」→「疑似3Dゲーム」→「本当の3Dゲーム」といった進化があったように、AIの世界でも似たようなことが起こると思います。

現在の「特化型AI」→「特化型AIを工夫して汎用AIのように動かす」→本当の「汎用AI」の登場

AI(人工知能)

未来のAI


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AI (artificial intelligence)人工知能の解説です。
このブログの記事では、頻繁にAIという言葉を使ってきました。

未来予想ブログではAIとは未来のAIのことで「人間を超えた知性」と定義して扱っています。

しかし、まだ未来に登場するような完全なAIは登場していません。

ですから、はじめに「現在のAI」と「未来のAI」が違うことを、ご理解ください。

世界中の研究者が様々なアプローチで「AI」開発に取り組んでおり、現在ではビッグデータを用いた機械学習・深層学習が主流になっています。

それらの技術によって、チェス・囲碁・将棋・クイズ番組などでプロを打ち負かしたことは、大変な成果だと思いますが、残念ながらAIには「自分が何をしているのか」という自覚が一切ないので、今はまだ、高度に進化した計算機という段階にあると思います。

たとえば、チェスをしているAIに向かって、「何をしているのか」と質問したとします。


AIは「チェスをしている」と答えるかも知れませんが、それは、そういう質問があった場合、こういう風に答えれば妥当であるという、質問と答えのパターンが予め用意されていたり、もしくは、チェスの特徴を抽出して、ネットの情報を大量に参照して判断してるに過ぎないのです。

つまり、分かりやすく説明すると、AIはチェス96%、オセロ4%・・・といった感じで常に%の割合で判断しているわけです。

そもそもAIには言葉の意味を理解することや意識がないので、いくら%の割合で判断して、もっともらしい回答を得られたとしても、本当の意味で質問に答えたことにはならないのです。

そういったAIの持つ弱点を踏まえて、現行の「限られたことしか出来ないAI」と未来に登場すると思われている、言葉の意味を理解する「何でもこなせるAI」の2つを分けるべきだという考えが生まれました。

このようにして、最近ではAIは分かりやすく「弱いAI」や「強いAI」もしくは「特化型AI」や「汎用AI」と呼ばれて区別されています。

現在のAIは、まだ進化中なので「弱いAI」であり「特化型AI」の領域に留まっています。

つまり、言い方が悪いですが、現在において、限られた範囲のことを計算機のように処理する特化型のAIは、はぼ完成したということです。


今後のAI研究が目指している究極の到達点は「言葉の意味を理解」することだと考えられています。

そして、もう一つの究極の目標は「自我」(意識や人格)をAIが持つという点です。

「言葉の意味を理解」・「自我」をもったAIが登場した場合、人間と本当の意味での対話が可能になります。



汎用AIの説明をすれば避けては通れないのが、シンギュラリティです。

シンギュラリティとは


この先もAIが順調に賢くなり続け、人間を遥かに超えた「究極の知性」を獲得。

AIの力を借りて科学技術が天文学的に進歩し、私たちが、その恩恵を受けられるという考え方です。

SF的な面白い発想ということもあって、「シンギュラリティ」(技術的特異点)は注目され、一つの思想のようなものを形成し、世界中で話題になりました。

しかし、私には、シンギュラリティにSF的な飛躍を感じてしまった為、発想が素晴らしいのは認めるのですが、さすがに現実では有り得ない話だと否定的に捉えていました。

ですが、これからのAIの進化を考えますと、おそらくAI自身がプログラムを改良していくタイプになると予想していますので、この先、AIが高度な知性を獲得するのは確実とみられ、シンギュラリティ説の方向性が完全に間違いであるとは思えないのです。

将来、AIが人間の手から離れて勝手に賢くなっていく日が訪れるかも知れません。

ここで不安になる方も多いと思うので指摘しておきたいのは、物語に影響を受けたような、

AIが反乱を起こすことはありません。


何故なら、(シンギュラリティが実現した場合を想定して)

○AIを活用する分野というのは人間が決めるからです。(AIを使わない分野を決める必要があります)

○反社会的なことが絶対に出来ないAIが世の中に出回ります。(AIにルールがあります)

○自動運転車に載せるAIは車専用のAIであって、人間に反乱を起こすわけでは有りません。

他にもコンピューターやロボットにも、それぞれ専用のAIが載るだけなのです。

ある程度、人間とコミュニケーション出来るくらいのAIは載せますが、それは、「ある一定の能力」でしかないのです。

現実的な問題として、それ以上の能力は邪魔になるので必要がないのです。(車のAIが哲学を語っても仕方がないように)

要するにAIが持つ能力の「使い分け」を明確にすることが重要で、使わない分野では絶対に使わないことを徹底し、AIに「能力のランク」を付けて管理するべきでしょう。

もし、本当にシンギュラリティが実現して、高度な知性を持ったAIが誕生した時には、研究やシミュレーション分野などに限定して平和的な利用をすればいいのです。

そういった高度なAIが人間に反乱を起こして車やロボットを動かすのではないかと思われていますが、そのような、とてつもない知性を持ったAIは絶対に一般の社会には出て来ません。

物理的なものを一切操作できないような「閉じた環境」でシミュレーションや研究目的に使われるだけです。
………このように書くと、今にも得体の知れないAIが誕生しそうで怖い気がしますが、そういった物語風な最悪の展開にはならないと思います。

AIに不安を感じる人がいる筈なので何かしら「ルール」を設ける必要があるでしょう



このブログでは、どちらかというと、先の先の技術革命であるシンギュラリティのことは出来るだけ書かないようにして、現在の技術の発展系と応用で、

どうすれば社会が「良い方向」に変わるのかを思考実験しています。


ですので、実現性のありそうなことを中心に扱うことにしました。

このブログが取り扱っている未来の技術は、シンギュラリティの前段階にあたるプレ・シンギュラリティ期に実現すると思われているものが殆どです。

次回以降は、「現在のAI」から「未来のAI」に至るまでの過程と「未来のAI」によって実現出来ることについて考察したいと思います。

ロボット普及の鍵はレンタル制にある

ロボットの普及にはレンタル制が必要


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私がロボット分野で、最も期待を寄せているのがデュアルアームロボットですが、これからのロボット社会に向けて、デュアルアームロボットに限らず、様々なタイプのロボットが普及・進化しないと、未来の世界には一向に近付きません。


ロボットが普及しない状況が続くということは、それは、

「古い時代」が延々と続いていくことを意味しています。(自動運転車+EV車にしてもそうです)


では、どうすれば「新しい時代」に向けてロボットが普及していくでしょうか?

レンタル制にすることでロボットの普及を促す必要があります





この動画にあるように、既にロボットのレンタルは事業化されているようです。


驚くべきことに、未来の世界の話だと思っていたことが、現実になってしまったわけです。


ここからは、上の動画とは全く関係なく、私が勝手に考えたレンタル制の話になります。

まず、ロボットのタイプによって料金が分かれますが、同じタイプのロボットの中でも、(たとえばデュアルアームロボットだとします)

ロースペック

ミドルスペック

ハイスペック

といったように性能によって3つのグレードを用意して料金体系を設定し、期間も3ヶ月・6ヶ月・1年契約が自由に選べるようにしておけば、企業がロボットを導入しやすくなると思います。

レンタルする企業にとっては3ヶ月間は、お試し期間であって、この間に契約を延長するかを判断することが出来ます。

他のメリットとしては、ロースペック~ハイスペックまで、作業に合わせて選べることで、企業側の導入コストを少しでも抑えられる点があります。

まず、企業がロースペック3台を3ヶ月間レンタルしてみて、ロボットが役に立つと思えたら、ハイスペック3台、ミドルスペック2台を1年契約するといった具合に、この先、ロボットが勢い良く普及していく鍵はレンタル制にあると思います。

これはロボットメーカー側の話でもありますが、これからのロボット社会を設計していく上で、ロボットの性能が飛躍的に上がっていけば、一気に社会に普及していくでしょう。

しかし、ロボットの性能がノロノロと少しずつしか上がらなければ、社会全体にロボットが導入されませんので、ロボット社会になるまでには時間がかかる筈です。

「古い時代」から「新しい時代」へ


ロボット社会にする為には、レンタル制にして、ロボットの導入を促す必要があるのです。


ロボットの普及が進めば、ロボットメーカーはハイスペック、ミドルスペックモデルには、次々と新機能を搭載させて、まるでパソコンやスマートフォンのように思い切って高機能化を進めることが出来ます。

ロボットが高機能化すればどうなるのか?

ロボットが社会に普及します


これは単純な理屈ですが、企業がロースペックのロボットを買った場合、普通は買い替えはせずに最低でも15年~20年は使おうとするわけです。

パソコンのように安く買えるわけではないので、一度、導入すれば長期間にわたって運用しようというのが企業側の考えです。

そうなってくると、全体として見た場合、それほどロボットが売れませんので、ロボットメーカーはコストを抑える必要に迫られて、ロボットが高機能化するスピードが緩やかになる筈です。

それほど買い替え需要が期待できないので、

「ロボットがあまり売れない」→「あまり売れないのでコストダウンを図る」→「ロボットが高機能化しない」→「ロボットが普及しない」→「ロボット社会にならない」



という流れになると思います。


レンタル制にすることで企業はロボットの導入がしやすくなります

人間そっくりのロボット

人間そっくりのロボット


f:id:whosha:20170705083514j:plain 前回の「受付ロボット」の続きです。


今回は、受付や案内の仕事に対応する「人間そっくりのロボット」を取り上げます。


皆さんも、ニュースなどで知っていると思いますが、人間そっくりなロボットの、リアルな造形や表情などに驚かされないでしょうか。

私は、このタイプのロボットには、大きな可能性があると考えています。


それは、

ロボットの造形が人間の見た目に近ければ、脳が勝手に「人間である」と認識してしまう点にあるからです。



ロボットなのに、人間だと「認識」させることが、このタイプのロボットの最も重要な要素だと思います。


将来、私たちは人間そっくりのロボットに対して、

人間と同じように接するようになります。



ロボットだと知りながら、脳が無意識レベルで「人間である」と勝手に認識してしまう訳ですから、 どうしても人と同じような扱いをしなければなりません。


もし、見た目が冷酷で凶暴そうな、金属製のヒト型ロボットであった場合、私たちはロボットに対して、恐怖を感じてしまい、人と同じように接することが出来るとは思えません。


ロボットの見た目が可愛かったり、作業用の2足歩行ロボットのような、無駄のない洗練されたロボットのデザインであれば、不快にならずに済みますが、そうでなければ、必ず、気に入らないといった理由で

ロボットに対して暴力を振るう人間が現れる筈です。



危害を加えたとしても、ロボットのカメラで録画されていますので問題はないですが・・・。

そのような、ロボットに対する接し方、扱いの問題を上手く解決しているのが、前回、紹介した愛着を持てるタイプの受付ロボットです。

  

一方、人間そっくりのロボットはリアリティを追求し、より「人間らしくなる」ことによって、認識の問題を解決しています。






将来的には、現在よりも、さらにリアルな造形や動作、高度なAIに発展していくと思います。


活躍の場は、主に受付、案内業務など多くの人と接する仕事になるでしょう。

未来の世界では、倉庫や工場でデュアルアームロボットや2足歩行型ロボットが活躍しますが、人間そっくりのロボットは製造業の現場で荷物を持つわけではなく、人と接する仕事を行います。


このタイプの人間そっくりのロボットは、2足歩行には進化せず、動き回らなくて済む、受付・案内業務に特化する方向で発展していきます。


しかし、普通は人が働いているのが当然だと考えられていた受付・案内業務がロボットによって代替されると、まるで人間が不要になったかのように感じて不安になる人もいるかと思いますが、こうした無人化への流れは、決してデメリットばかりではありません。


ロボットを導入することのメリット


働いているのが人間の場合は

○台風や洪水、激しい雷雨の日に出勤するのは大変で、怪我をしたり事故に遭う心配もあります。


○体調不良で早退したり、病気や用事で休むこともあります。


○業務でミスをしたり、労働意欲の低下も起こりえます。(チームワークが要求されるタイプの業種ではないので本人の頑張りが仕事仲間のモチベーションを上げるということも殆どないと思われます)


○長期間にわたって労働者のモチベーションが保てるのかといった意欲の問題


○「つまらない」「疲れる」「転職したい」「労働時間が…」「収入が…」といった理由で退職してしまう


○雇用側が労働環境、勤務時間、給料などを改善しないこと。


○仕事がなくなった場合、容赦なく労働者を解雇する必要があること 。



ロボットを導入することで、こういった根本の問題に対応することが出来ます。

SF映画に登場するようなロボットになるのは遠い未来の話です。


SF映画では人間と見分けがつかないロボットが動き回ったりしますが、そういったフィクションで起こることは、すぐには実現しないと考えています。

もしかすると、未来の世界で、現在の常識を覆すような技術革命が何度も起これば、人間そっくりのロボットが街中を歩き回ることも有り得るでしょう。


しかし、それは「バッテリーの技術革命」や「ナノテクノロジーを応用したモーターの小型化」「電気信号で制御された人工筋肉の発明」といった未来の技術が実現しない限り難しいと思います。

そのことを理解しておけば、受付・案内業務に特化して開発し、普及させることは十分可能です。

受付ロボットは「可愛いタイプ」と「人間そっくり型」の2つのタイプが主流になるでしょう。




もう一つ、考えておきたいことは

導入のしやすさについて


ロボットではありませんが、CG(コンピューターグラフィックス)は導入コストの点で優れいるので、導入のしやすさから普及する可能性が高いと思われます。

将来は画面上にCGによって描かれた人物と話す機会が増えるでしょう。
(CGを使わずテキスト+音声といった組み合わせも考えられます)

しかし、CGには導入コストを抑えられる以外に優れた点は少なく、人を惹き付ける力があるとは思えません。

CGが大胆に使われ始めたのが1993年のハリウッド映画「ジュラシック・パーク」からなのですが、現在、CGの登場から既に約25年ほど経っていることを考えてみて下さい。

1993年、私たちは映像作品の中でリアルに動くCGを初めて見ることが出来ました。

そして1994年には家庭用ゲーム機の「プレイステーション」が発売。

映画のような映像作品としてではなく、当時、多くの人々が生活の中で本格的なCGに触れたのは、プレイステーションやパソコンゲームなどが初めてではないでしょうか?

つまり、何が言いたいかというと

25年前には


CGは、とてつもない驚きを与えてくれる表現だったのです。


しかし、CG自体は、25年前から多くの人々が体験しているので、現在では、まったく目新しさがありません。


どんなに高度な対話型のAIが搭載されてもCG自体には人を惹き付ける力は、

もう、ないのです。


(CGの活用が娯楽目的の映像作品やゲーム作品であれば別ですが)

人を「惹き付ける力」がないということは「集客力」を持たないことを意味しています。


人は新しい技術に触れた時の驚きや喜びを求めている


このことから、CGとロボットの特徴を考察すると


○ CGは導入コストを低く抑えられ普及が期待できるが、集客力は殆ど無い。


○ ロボットは導入コストでは不利な面がありますが、高い集客力を持つ。


となるでしょう。(現時点では)


導入コスト以外ではCGのことを褒める所がなかったのですが、実はCGには次の展開が用意されています。

未来の世界ではCGが

ホログラムに置き替わる可能性があります。


そうなると技術の「目新しさ」と、それなりの「低コスト」の2つが上手く両立するかも知れません。

ホログラムはロボットのように物理的に存在するわけではないので、実在感の面では劣りますが、それでも等身大の人物がホログラムで映し出されると、強烈なインパクトを与えることが出来るのは間違いないでしょう。

ちょうどCGとロボットの中間にホログラムがあるといった位置付けになると思います。

受付ロボット

受付ロボットの登場


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未来の世界では、企業やお店の受付業務の殆どがロボットに代替されます。

実は受付業務の大半は、今ある技術を応用して、タブレット端末とカメラ・AIによって実現出来ますが、タブレットの画面を見て操作するだけだと、どうしてもコンピューターの指示を受けて「作業」をさせられている感じがしてしまう点がネックになっていました。

仮に、洗練されたタブレット型の受付システムであっても、本来、人が行ってきた受付業務に内包していた「コミュニケーション」という、人間らしい部分がスッポリと抜け落ちたものを導入する企業は少ないでしょう。


ただし、コスト削減を迫れている企業の場合は分かりませんが・・・。


こちらの動画の受付ロボットは、見た目がとても可愛くて、音声で連絡を取ってくれたりメールを送ることも出来るようです。









こういった可愛らしいロボットであれば受付ロボットとして普及していくのではないでしょうか。



動画で紹介したタイプの受付ロボットの良いところは、ロボットのサイズが大き過ぎない点にあると思います。


ロボットが小型ですので、小規模なオフィスへの導入が容易で、タブレットとロボットの大きさのバランスが上手く取れていると思います。

将来はソフトウェアアップデートによって高機能化していきそうです。

タブレットを併用しながら、いずれ、人と言葉でやり取り出来るように発展していくでしょう。


そうなってくると、

未来の世界では受付業務の殆どはロボットに置き換わっていくと予想されます。


何故、そう思うかといいますと、受付ロボットのAIが社員1000人以上の情報を扱えるからです。

おそらく10万人でも可能だと思います。

名前、顔、声質、電話番号、メールアドレスなど、あらゆる情報を記憶し、現在の位置情報なども含めて10万人以上を管理することが出来ます。



来訪者の顔、名前、会話の録画・録音に対応するでしょう。

そして、動画にもあったように瞬時に電話をかけ、音声で連絡を取ったり、メールを送るといったことが可能になります。

未来の世界では受付ロボットが活躍するようになります

医療・介護の分野で活躍するロボット

医療・介護ロボット


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今回は病院や福祉施設で活躍するロボットを紹介したいと思います。


この分野のロボットは、労働環境の改善、利用者が充実したサービスを受けられるといった目的で導入されるでしょう。

例えば、医療・介護施設で2~3人がかりで行う必要がある作業であっても、介護ロボットが普及すれば現場の少人数化が実現します。








こちらの動画はデュアルアーム型のロボットを介護向けに開発しているものです。

未来の世界では、少人数の看護師や介護士で多くの利用者に対応することが出来るようになるでしょう。



従来までの産業用ロボットやアームロボットは動きの速さが重視される傾向にありますが、医療や介護の現場に導入されるロボットは人と接触する訳ですから、柔らかなボディであったり、人間のような、ゆっくりとした動作を行えるようなタイプが普及することになります。

労働環境の面では、運搬型のロボット(AGV 無人搬送車)が食事や薬など、あらゆる荷物を運ぶことで、労働者の負担を軽減させることが出来ます。







いずれAIが発達しますと、ロボットと対話できるようになり、人間から指示を受けるだけではなく、ロボットが自ら考えて意思表示をして動くことで、将来は人間とロボットの共同作業のような労働現場に変化します。


さらにハンドの発達によって、(利用者の食事を支援するなど)より細やかな作業をこなすことが可能になるでしょう。

労働者のサポートをしたり、ある特定の作業では人間と同等、もしくは人間以上の活躍をしてくれる筈です。


未来の世界では遠隔診療が普及する


現在の技術でも、テレビ電話を導入すれば患者と話をすることは簡単に出来ますが、今後はウェラブル端末を活用し、バイタルデータを取得することで本格的な診療が行えるようになります。

他にもカメラ搭載のスマートフォンやタブレット端末でコミュニケーションが取れるので、軽度の症状であれば遠隔診療は場所を選びません。

受付業務などの労働の負担を軽減したり、利用者は遠方から移動せずに済むといったメリットがあります。

遠隔診療はトータルで見ると省力化、労働負担の軽減につながる。


利用者にとっても様々なメリットがある









こちらの上の動画は歩行練習のアシストロボットになります。リハビリ効果を高めるために福祉施設などで活用されると思います。


下の動画は荷物を持つときの作業支援ロボット。

支援型ロボットは、利用者の身体への負担を軽減させるメリットがあるのですが、もう一つ重要なことは、

ロボットの活用によって実質の労働力を倍増させている点にあるのです。



介護ロボット、運搬型ロボット(AGV 無人搬送車)、支援型ロボット、遠隔診療が組み合わさり

未来の世界では医療・介護の分野で省力化が進む